top of page

Welcome to
旨辛の世界
旨辛の世界は、辛さの奥にある「旨さ」に向き合い、その魅力や背景、食の楽しみ方を静かに綴る、旨辛好きのための小さな世界です


イギリスで広がる辛い麺ブーム——「旨辛」は世界に通じる味のコンセプト
近年、イギリスでは辛い麺類が若者を中心に広く受け入れられている。韓国発の辛ラーメンは、もはや一部のアジア食品ではなく、日常的に楽しまれる存在へと変化している。 この流れは、単なる「辛さ」への関心だけではない。背景にあるのは、 味を通じて刺激や個性、体験を求める価値観の変化 だ。K-Popや韓流カルチャーの影響により、ラーメンは文化的なアイコンとなり、そこに“辛さ”が加わることで、強い記憶と感情を生む食体験へと進化している。 特に注目すべきは、「辛い=苦しい」ではなく、**「辛いのに美味しい」「辛さの奥に旨味がある」**という感覚が、海外でも共有され始めている点だ。これは偶然ではなく、旨味と辛味のバランスが取れた味こそが、国境を越えて受け入れられることを示している。 SNSでは激辛チャレンジや試食動画が拡散され、辛い麺は話題性のあるコンテンツとしても機能している。しかし最終的に人々を惹きつけているのは、 もう一口食べたくなる“旨辛”の魅力 だ。 イギリス市場の動きは、「旨辛」という考え方が、日本発の価値として世界に広がる可能性を持っていることを静か
1月9日


世界で進化するスパイシー食品――「辛さ」から「味の複雑さ」へ
近年、世界のスパイシー食品市場では、消費者の味覚意識に大きな変化が起きている。かつての「辛いほど良い」「刺激が強いほど印象に残る」という価値観は次第に薄れ、現在は辛味を中心としながらも、他の風味と調和した“複雑な味わい”が求められる時代へと移行している。 記事では、この変化を「スパイシーの高度化」と表現している。唐辛子による単一の刺激ではなく、 旨味(umami) 、 スモーキーな香り 、 酸味や発酵由来のコク 、さらには 甘味との対比 など、複数の要素が重なり合うことで、より奥行きのある味覚体験が評価されるようになっている。辛味はもはや主役であると同時に、全体の味をまとめ上げる“設計要素”の一つとなっている。 こうした傾向の背景には、グローバル化による食文化の交流がある。アジア各国の料理や発酵食品、スパイスを多用する中東・中南米の食文化が世界的に浸透し、消費者自身の味覚リテラシーが高まったことで、「ただ辛いだけでは物足りない」という意識が広がったと考えられる。 また、健康志向の高まりも見逃せない。過度な刺激ではなく、体を温め、食後に心地よさを残
2025年12月21日
